無関心と関心 traffic accident 2003 6 4
世界保健機関の発表によると、
新型肺炎SARSによる死者は、772人となった。
交通安全白書によると、昨年の交通事故による死者は、
8326人だった。
65歳以上の高齢者と、16歳から24歳の若者が、
合わせて、交通事故死の半数以上を占めているという。
新型肺炎SARSに関しては、全世界で真剣に取り組んだ結果、
沈静化する可能性がでてきた。来年は、死者はゼロになるかもしれない。
交通事故死については、掛け声だけで、特に何も取り組んでいないため、
来年も、8000人ほどが死ぬ予定である。
毎年、交通事故で8000人強の人数がコンスタントに死んでいるので、
来年も、8000人強の人が、すでに死者のリストに予定されている。
みんな、この死者の数に慣れてしまったのでしょうね。
どうしてなんでしょうか。
若者の交通事故死が多いのは仕方ないのでしょうか。
確かに、若者の運転の様子を見ると、自殺願望がありますね。
スピードの出し過ぎや、無謀な運転が多いですね。
まるで死に急いでいるかのごとく運転する。
本人が自動車で死にたいというのならば、それも仕方ないが、
自損事故ならともかく、他人を巻き込む交通事故もある。
それほど、交通事故で死にたいならば、他人のいない山奥で死んで欲しい。
さて、高齢者の交通事故は、気の毒ですね。
高齢者は気持ちは若いですけれど、実際には体が動かない。
若い自分なら、すぐよけられると思っても、
いざ、車に遭遇すると、体が凍りついたかのごとく、動かない。
高齢者の交通事故の原因は、別にもある。
それは、渋滞を避けるために、車が生活道路に進入しているためである。
主要道路では、誰でも車に気をつけるが、生活道路は油断する。
高齢者は特に油断する。
警察も人手不足で手が回らないなら、住民が自主的に自衛するべきである。
交通事故に対する自警団を作って、交通の安全を確保すべきである。
警察も人手不足なら、ある程度、権限を地域住民に委任して、
地域住民に取締りをさせるべきである。
小学生が登校する生活道路に、抜け道なのか、
強引に割り込む車が、よくあるが、住民は特に何もしない。
たとえ、小学生が車に引かれても、警察と救急車を呼んで、それで終わり。
あまりに無関心ではないだろうか。
こういうケースの場合、住民が自衛手段を考えるべきである。
たとえば、道路に水を流すとか、
心理的に車のドライバーが嫌がることをすれば、
車は入ってこなくなる。
または、小学生の通学時間帯にだけ、
工事現場から借りてきた、工事中の看板を立ててしまう。
そういうことをした人もいました。
これは、法律的に問題がありますが、
子供の命が危険にさらされているのを傍観するのも、おかしい。
交通事故の危険から、誰も守ってくれないならば、
住民が自衛手段を取らなくては、子供も高齢者も守ることはできない。
こういう正当防衛の考え方も必要になってくるかもしれない。
それにしても、イラク戦争で何名、死者がでたでしょうか。
交通事故の死者の数と比べて、同じくらいでしょうか。
これは、交通事故戦争ですね。
ともかく、交通事故を気楽に考えているが、死者の数の多さからすると、
これは、戦争なのです。
現代の戦争では、8000人も死者がでないうちに決着がつく。
現代の交通事故は、戦争より死者が多くなる。
こんな交通事故戦争は、早く終結すべきだ。
8000人も死者がでるのは、内戦をやっているより、ひどい。
ともかく、何も手を打たなければ、来年も、8000人死んでしまう。